ブートレグ虎の穴

Etape 2

 

言葉にしたら嘘に染まっちゃったりなんかしちゃったりしてこのお。(太一郎)
もんた&ブラザーズ、再結成コンサートの模様(9月7日、NHKホール)=共同通信

 

 

第2部・クラフトワーク・ブートレグ実践編

 

クラフトワークのブートレグは異常なくらい存在します。
神々はそうとうイヤがっているらしいんですが、どうでもいいですよくはない)
星の数ほどのリリースのなかには、ものすごい重要なのもありますし、
持ってるだけ家賃の何%か損した気分になるダメダメなものもあります。
なので、やみくもに買ったところで
金だけソンして人からバカにされるという悲惨な結果を招くことに。
ふーん、ブートレグって難しいんですねー。(他人事)

そこでまあ、このコーナーでは
入手するポイントとか、神をおもしろがるコツとか
そういうどこにでもあるくだらないテキストを中心に、
とりあえずもっておきたいブートレグなんかを紹介することにします。

ほんとにどこにでもあると思います。
田舎に帰りたくなってきました。
おかあさん、今日も東京はくさいです。

独断偏見ではありますが評価もつけときました。

+5:きえーこれはすごいや。死ぬ。
+3:こいつは持ってなきゃ。
±0:うーん、まあいいや。コレクションだ。
−3:ナメてんだろオイ?
−5:犯罪。JASRACにチクるしか。

一応の目安にでもしてみてください。
俺はしませんけど。(無責任一本勝負)

 

 

01. Private Re-issues

 

  雨乞いをしようがヤモリの干物を食べようが、どうしても再発されない初期の4枚。(※管理人はいつもこういう食生活をしているわけではありません。) なら、勝手に再発しちゃえ! ってな感じで、94年ごろからブートレグ盤がどかどか出ました。どれも、マニアが持ってるレコードを、CDに録音しなおしたものです。

  おそらく、94年ごろによく出回ってたシリーズがいちばんモノとしてよさそうです。レーベル名らしきものは見当たらないのですが、上質の紙にきれいに印刷されたジャケットが素晴らしい。しかも、クリアケースで、裏面(CDトレイのところ)にまで印刷が。CD自体も美しいピクチャーレーベル仕様という、たとえ公式盤でもここまで凝らないだろうというシロモノ。さらに、4枚全部にボーナストラック付き! たぶん、作ったやつはあんまりもうかんなかったと思います。やれやれ、神信者も信仰が濃すぎると身上を食いつぶしてしまうようですね。これからは神の名には「LSD」と付けて呼ぶことにしましょう。題して、LSDクラフトワーク神社Foxy-Methoxy!

  現在は、タワーレコードなんかに行くと、イタリアの「Crown」レーベルから出てるヤツをよく見かけます。タワーもブート売る時代になったんだなーってね。輸入規制反対! とか叫んでてコレだから、なんといいますか、アメリカの資本主義ってスゴイナー。さてこのクラウン盤、なんか印刷も濃すぎるし、プラケース黒だし、ブート復刻盤のなかでは1、2を争うダサさがウリ。欲しくありませんよ感をあおりまくりです。でも、音がすっごくイイらしいというウワサ。

  まあ、本編の曲へのレビューはここでは触れないことにして、手元の盤に入ってるボーナストラックとかについて書きます。だから評価はなしです。要約すると手抜きっていうことですが、そのへんはそう、あれですよ、オトナの対応とかそういう感じでお願いします。

 

Tone Float

 

  クラフトワークの前身、「オルガニザーツィオン」の作品です。ボーナストラックには1971年、テレビで放映された「Vor dem Blauen Bock」(別名:Rueckstoss Gondoliero)が収録されています。これは何とラルフ=ヒュッターが脱退していた時期の作品で、バンド編成はノイ!の2人+フローリアンとなっています。それってただのノイ!じゃん、と誰もが突っ込みたくなりますね。

Kraftwerk

  ボーナストラックには1975年ケルンでのライブから「Ruckzuck」。まあこれは別のブートで出ているモノですね。

Kraftwerk2

  ボーナストラックには、同じく「Kometenmelodie 1」

Ralf&Florian

  ボーナストラックには、同じく「Autobahn」。別盤では、オリジナルリリース時に初回限定でつけられたエミール=シュルトによるコミックシート(?)がジャケの中に印刷されているものもあります。凝ってるなー。

 

02. Rare Trax

 

  クラフトワークは、長いあいだシングルだけのミックスを大量に発表し、それが全部廃盤になることで信者のフトコロを寒くし続けました。もうかるのは中古盤屋だけなのになあ。でも、世の中には親切な人もいるもので、CDにまとめて出してくれちゃった。それが、いまや半分伝説になっている「Die Klassik Werks」シリーズです。ありえないくらい貴重なバージョンがそろっていて、しかもそれらがめちゃめちゃカッコよかったりします。ぜひ、手にいれたいですね。ところで、ナニを殲滅するんでしたっけ。ああそうか、「エンタの神様」に出てくる面白くない芸人か。

  しかし、金になりそうなところに業者が集中するのも、ブートレグのさだめ。「Werks」シリーズは、途中から思いっきり狂います。たぶん、最初の2枚の成功を見た誰かが、ああこの名前で出せば売れるんだなと考えたんでしょう。ありえないクズ集になってます。

 

Die Klassik Werks 1

Disc No. : Unknown
Rating : +5

01. Tour de France 1983 German 12inch ver. クラフトワークリミックス/独語盤
02. Dentaku 1981 12inch ver. 
曲より盤の方が貴重かも知れない
03. Autobahn 1975 U.S. Chart Single ver. 
歌パート中心のエディットバージョン
04. Kouhoutek 1974 1st Single 
彼らのシングルデビュー曲
05. Showroom Dummies 1977 Single Edit ver. 
7インチシングル用エディット
06. Der Telefon Anruf 1987 German 12inch ver. 
クラフトワークによるリミックス
07. Musique Non Stop 1986 12inch ver. 
「Electric Cafe」A面の3曲のエディット
08. Sex Object 1986 Spanish ver. 
スペイン盤初回限定のスペイン語バージョン
09. Radioactivity 1991 William Orbit Hardcore Mix 
アメリカ盤7インチにのみ収録
10. Tour de France 1983 Remix ver.  
フランソワ=ケヴォーキアンのリミックス
11. Mini Calculater 1981 French 12inch ver. 
フランス盤、もちろんフランス語
12. Housephone 1987 12inch Remix 
「The Telephone Call」B面、同曲のリミックス
13. Autobahn 1981 Reissue ver. 
再発シングル、03とは異なる強引なエディット

 

  数あるクラフトワークのブートレグの中でも、圧倒的に重要な作品となってしまいました。なぜって、それはもう全部集めればン十万かかってしまうような、レア中のレアな曲ばっかりを集めたものだからです。発売されたときはまさに衝撃でした。08、09なんかは激レア! それだけに、レーベル名などの表記はいっさいナシ(ま、あっても意味ないんだけどさ)「プロモ・オンリー」「非売品」なんていいわけが書いてあります。「Trans Europe Express 」の時のエミル=シュルトによる修正写真を用いたしっかりしたジャケをみても、ああモノホンのオタクが作ったのだなあなんてしみじみしてしまいます。ちなみに、ドイツ語の本作タイトル、これは英語とドイツ語のチャンポン。ドイツ語で正しく書くなら、「Die Klassische Werke」になるかも。でもこれじゃクラフトワーク感はゼロだ。

 

Die Klassik Werks 2

Disc No. : Unknown
Rating : +4

01. Robotnik 1991 12inch ver. 91年リミックスシングル収録のヴァージョン
02. Radioactivity 1991 UK 12inch Francois Kevorkian Remix 
91年リミックスシングル
03. Tour de France 1983 New York Club Mix 
クラフトワークによるリミックス
04. The Telephone Call 1987 UK 7inch ver. 
05. Computerwelt 1981 Maxi Single Special Mix 
ドイツ盤オンリーのリミックスヴァージョン
06. Musique Non Stop 1986 7inch ver.
07. Les Mannequins 1977 French 7inch Edit
08. Kometenmelodie 2 1975 7inch Edit
09. Tour de France 1983 2e etape 
オリジナル盤のインスト部分のエディット
10. Radioactivity 1991 UK 12inch William Orbit Remix 
91年リミックスシングルB面
11. Robotronik 1991 12inch ver. 
91年リミックスシングル収録のヴァージョン
12. TV 2 1993 Elektric Music 12inch ver. 
12インチレコードのみのリミックスヴァージョン
13. Baby Come Back 1992 Elektric Music 
限定シングル「Closstalk」収録

 

  第1弾のあまりの好評ぶりに、えーいパート2も出しちゃえってことで(多分)出たのが本作。でも激レアな音源は前作が網羅してるので、レア度は下がってしまいました。7インチエディットとかバルトスとかまぜてお茶濁してます。ジャケも、ぐっと手抜きに。ただ05はウルトラ・レアですねえ。それだけでも買いでしょう。13、途中で音が切れてます。プレスする前に気づけ、このクサレ変態野郎! 俺のことか! でも「ESPERANTO_plus」に収録されちゃったし、もうどうでもいいんですけどね。まあ、ここまでの2枚で、ほとんどのレアバージョンがそろいます。逆にいうと、ほかはせいぜい7インチとか言語違いとかの程度、ということです。

  さて、このシリーズ、この次から少し雲行きがあやしくなってきます。

 

Die Klassik Werks 3

Disc No. : Unknown
Rating : ?

01. Autobahn Vertigo 7"
02. Computer Love
EMI Japanese 7" mix
03. Dentaku
Japanese 7" B-side
04. Der Telefon Anruf
US 7" B-side
05. Baby Come Back
Elektric Music "Crosstalk" B-side
06. Tour de France
Kevorkian extended mix
07. The Robots
1991 German CD single mix
08. Intercomix
Elektric Music "Crosstalk" B-side
09. Metropolis
live in Utrecht 1981
10. Radioactivity
1991 Kevorkian remix
11. The Telephone Call
Kevorkian 12" mix
12. Tour de France
7" mix
13. Techno Pop
"Musique Non Stop" demo 1984
14. Schaufensterpuppen
Czecoslovakian flexi mono version

 

  なにより驚かされるのは、Vol.1、Vol.2とのカブリの多さ。クレジット名を変えて(「Extended」なんてつけてしまうことで)ゴマかそうとしても、そうはいかないぞ!→誰に向かって? バルトスはおろか、ライブ曲まで混ぜちゃってるし。確かに貴重なものではあるけども。つーか「Japanese」って連発してるけど、もちろんミックスが違うわけゃございません。13と14が輝きを放つ、といった程度でしょうか。つーか管理人、買ってません。

  さらには、以下は本気でクソです。

 

Die Klassik Werks 4

Disc No. : Unknown
Rating : -5

01. Computer World Robotoron mix
02. The Model
Catatonic mix
03. Zehn Kleine Negerlein
demo source unknown
04. Die Roboter
demo KLING KLANG remix
05. Dentaku
original 12" mix
06. Numbers
live at Ritz,NY 1981
07. Computer World
live at Ritz,NY 1981
08. Tour de France
unknown mix
09. Stereo Mission
demo of "STEREOMATIC" by YAMO
10. Musique Non Stop
US 12" remix

 

  どうです、このダメなラインナップ。「3」はまだ貴重ななにかがあったけど、この盤にはレアトラックなんてもんじゃない、他人ミックスが入ってます。01、02、03、08はカス。あと、04もデモテープなどではなくただの12インチミックス。いちばん貴重といえるのが09のYAMO(笑)でも、これもおそらくはただの「Mouse on Mars」バージョンでしょう。「3」もアヤシかったんですが、この「4」からは、確実に「1」「2」を作ったとこと違うヤツが作ってます。シリーズが売れたことに目をつけた、劣悪なダマシのオンパレード。ブートでソンするパターンの代表例と言えるでしょう。レアトラックだと信じて、どっかの掲示板に「これってなんですか!」とか書き込むと、嵐のように馬鹿にされる&叩かれますので注意してください。

  正直に、03とか08に「出どころがわからん」と書いてあるのが笑える。

 

Die Klassik Werks 5

Disc No. : Unknown
Rating : -4

01. Radioactivity William Orbit hardcore mix
02. Pocket Calculator
east-west mix
03. Les Mannequins
1978 extended french ver.
04. Robotronic
UK CD-single 12"
05. Housephone
The Telephon Call dub mix
06. Radioavitivity
William Orbit extended remix
07. Metropilis
live in Utrecht
08. Stratovarius
live in Bremen 71
09. Robotronic
1991 German CD single remix
10. Musique Non Stop
US 7" remix

 

  今度のテーマは「いかにカブるかで勝負!」 ネタ切れというかなんというか。あいかわらず勝手ミックス(02)が入ってるし。これも詐欺でしょう詐欺。手に入らないレア曲なんて、01くらいなもんですし。どうせカブるんなら、「1」と「2」のベスト選曲でいけばいいのにね。というわけで、これも論外です。

 

 

Early Days

Disc No. : Unknown KEY-1011
Rating : +0

01. Klangkoerper (Sound Body)
02. Welten im Orbit (Worlds in the Orbit)
03. Harmonie und Einheit (Harmony and Unit)
04. Gluecksgefuehle (Happy Feeling)
05. Morgenspaziergang
06. Meteoritenstaub (Meteorite Dust)
07. Metropolis
08. Umspannwerk (Substation)

5,6 Live at L'olympia, Paris 1971 / 7 Live in Koeln 1975 / 8 Live on German TV 1971

  「レアトラック」のところで紹介するべきなのかどうか……。まあ、寄せ集めなのでこっちにするしかないか……。

  タイトル通り、古い音源集になっています。曲のタイトルが他に類を見ないほど適当、でもデザインや紙質など作り的にはなかなか凝ってる意味不明な1枚。品番は書いてあるのにレーベル名を書いていないのもまたナゾですね。

  1と2はどこから取ってきたんでしょう、当時のクラフトワークっぽいフリーセッション気味の曲。そのまんまジャーマンプログレって感じです。特に1なんかハッピーでいい曲。

  でも、こっからあやしい。3、4は単に「Ralf & Florian」収録の「Heimatklaenge」「Tanzmusik」……。しかも音が汚くて、勝手にフェードアウト。なんだ、こりゃ。5って、これは「Kometenmelodie」でしょうが! てことは71年てのもうそくさい……。何か取ってつけたような観客の歓声もヘンだし。でも演奏自体はとっても良いですよ、スピード感があって。

  6は、あれ……これ「Tanzmusik」? ……当時の彼らっぽさの光る、テキトーな曲です。クレジットは多分でたらめ、つまり時代的に後なので、演奏自体の完成度は高いんだけど、なんかいろんな曲混じってる……。でもいい曲なのでまあ、オッケーっすよ。

  7は、有名な81年ユトレヒトでのライブ。1975年ケルンって年代表記はどっからとったんだよ(笑)

  8は「変電所」なんてイヤミな名前がついていますが、「Tone Float」にボーナストラックとして収録された「Vor dem Blauen Bock」で、これはビデオ「ビートクラブ」に収められたセッションによるものです。音響実験みたいなノイズの嵐のあとは、生ドラムでインプロな展開の曲を繰り広げます。勿論フローリアンはフルート(?)

 

さて宴もたけなわとなって参りましたが、少々長くなりましたので
いったんお開きということにいたしまして、3次会に参りたいと思います。

3次会場はこちら

「努力しないで100万円! スーパーサイドビジネス教えます」

 

 

クラフトワーク神社

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